| 1. |
睡眠時無呼吸症候群といびきの病態・発生のメカニズム |
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| 定義: |
SAS(Sleep apnea syndrome) SASとして取り扱われるようになってきている。 |
| 疫学: |
一般人口に占める習慣性いびき症の頻度は、男性21.3%・女性7.6%に習慣性いびき症を認め、男性では50歳代にピークがあり女性では40歳代は少なく更年期から閉経後に増加する様です。 |
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| 2. |
睡眠時無呼吸症候群といびきの原因(疾患)と症状 |
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| 閉塞の機序 |
OSAS ( Obstructive sleep apnea syndrome )
が存在するときは大きないびきが必発である。いびきは上気道の狭窄部位での振動により惹起される。OSASの原因部位は主に中咽頭である。また鼻閉による鼻呼吸障害がある時は口呼吸となり、特に睡眠下では舌根沈下が大きないびきやOSASの原因となりやすい。
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OSASの 全身への影響 |
日中傾眠、社会活動の低下、夜尿(小児)注意力散漫(近年、交通事故を含め各種事故の原因とされている)、発育障害(睡眠障害が夜間の成長ホルモンの分泌を抑制する)、乳幼児の肺炎・気管支炎の反復、胸骨陥凹の原因ともなる。 |
| 全身的原因 |
第一に肥満、第二に飲酒過労、第三に心不全、腎不全、内分泌障害、代謝障害などがあります。 |
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| 3. |
睡眠時無呼吸症候群といびきの診断と治療選択 |
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OSASに対する検査法
| 1 |
内視鏡(ファイバースコープ)検査 |
| 2 |
パルスオキシメーター(酸素飽和度モニター、SpO2の記録) |
| 3 |
アプノモニター(外鼻孔からの呼吸性の気流の測定、 10秒以上停止した場合を無呼吸1回と計測する。) |
| 4 |
終夜ポリグラフ検査(polysomnography:PSG) 脳波、眼球運動、筋電図、胸膜壁運動、鼻口呼吸などを記録する |
| 5 |
気道内圧測定 |
| 6 |
MRI |
睡眠呼吸障害研究会での重症度分類(太田)
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正常 |
軽症 |
中等症 |
重症 |
最重症 |
| AH index |
〜 |
5〜10 |
〜 |
(30)〜(45) |
〜 |
|
|
10 |
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| SaO2 Stage |
(0) |
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I |
II |
III |
| 最低SaO2 |
〜 |
90〜85 |
〜 |
75〜60 |
〜 |
| 食道内圧 |
〜 |
15〜20 |
〜 |
35〜50 |
〜 |
| Desaturation Time(min) |
|
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〜 |
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〜 |
| SaO2 < 90% |
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〜 |
45〜130 |
〜 |
| SaO2 < 80% |
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〜 |
10〜50 |
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治療
| 1. |
減量療法 |
| 2. |
薬物療法 鼻腔の閉塞が原因となっている場合、特に鼻アレルギー |
| 3. |
経鼻的持続陽圧送気法 ( nasal continuous positive airway pressure : n-CPAP )
鼻マスクにより4〜12cmH2Oの陽圧の空気を送気する法。 AHI
40以上または20〜40で日中の傾眠や起床時の頭痛があり睡眠の分断と頻回の中途覚醒、循環器系の合併症があるもの。 |
| 4. |
睡眠時に側臥位に寝る |
| 5. |
歯科装具(マウスピース) 睡眠中に舌や下顎を前に出すことにより気道のスペースを広げる |
| 6. |
手術治療 |
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| 4. |
小児の睡眠時無呼吸症候群といびきの治療 |
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| 小児の閉塞性睡眠時呼吸障害(OSAS)の原因はアデノイド肥大と扁桃肥大による上気道狭窄が大多数を占める。したがって治療はアデノイド切除・扁桃摘出術で著明に改善する例が多い。就学前あるいは就学後の小児についての報告は多く見られるが乳幼児も同様である。乳児期」はアデノイド肥大、幼児期に扁桃肥大が加わることが多いが、低年齢でも両者の肥大があり、高度のOSASを示す例がある。成人と異なる点は、小児特に乳幼児期のOSASは成長発達に大きく影響を及ぼすこと、また、顔面骨や頭蓋骨の形成異常や染色体異常症などの先天性疾患があり、時に重篤となることである。OSASの原因を検索し、手術適応であれば適切な時期に手術を行う必要がある。また、OSASであっても手術適応でない場合は保存治療を行う。 |
いびきと無呼吸について、下記を必ず読んでください。 そして、自分または伴侶、そして自分の子供が少しでも当てはまると思った時は必ず医師に相談する必要があります。 |
終わりに眠気の点数量を載せてあります。 自己採点してみてください。 |
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| 5. |
眠気の点数表(Epworth Sleepiness Scale) |
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| 下に示すような場面で、眠くなったり、実際に眠ってしまうことがありますか? |
| ※ |
最近の平均的な状態をお答えください。 |
| ※ |
質問項目の中には、あなたが実際にはなさらないことが含まれているかも知れませんが、仮にそうした場面にいたらどうなるかを考えてください。 |
| ※ |
あなたの状態ともっとも近いと思われる番号を選択してください。 |
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眠 く な る こ と は な い |
時 々 眠 く な る |
よ く 眠 く な る |
大 体 い つ も 眠 く な る |
| 1. |
座って読書をしているとき |
0 |
1 |
2 |
3 |
| 2. |
テレビを見ているとき |
0 |
1 |
2 |
3 |
| 3. |
人の大勢いるところで座っているとき (例えば、会議中や映画館などで) |
0 |
1 |
2 |
3 |
| 4. |
他の人が運転する車に同乗しているとき |
0 |
1 |
2 |
3 |
| 5. |
午後、横になっているとき |
0 |
1 |
2 |
3 |
| 6. |
座って人と話をしているとき |
0 |
1 |
2 |
3 |
| 7. |
昼食後、静かに座っているとき (飲酒はしていないものとします) |
0 |
1 |
2 |
3 |
| 8. |
自分で車を運転中、信号待ちで停車したとき |
0 |
1 |
2 |
3 |
| Sleepiness scale (
ESS眠気指数) |
| ・10点以下 |
・・・・・・ 正常 |
| ・10-15点 |
・・・・・・ 軽症 |
| ・16点i以上 |
・・・・・・
重症 |
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| 6. |
終わりに |
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| 1 |
交通事故 |
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SASは昼間の眠気から運転中にも居眠りをしてしまい、交通事故を引き起こす確立が高くなります。欧米ではSAS患者は健常人の2倍以上の事故を引き起こしていたとの報告があるそうです。 |
| 2 |
寿命の短縮 |
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SAS患者はSASのない患者に比較して2〜3倍死亡率が高いとする報告もあるそうです。SAS患者はいわゆる「働き盛り」で社会的地位もある場合が多く寿命短縮は本人、家族ばかりの問題でなく社会的損失と考えられます。 |
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